富山市医師会看護学校専門学校

27年度 学校評価

1.富山市医師会看護専門学校の自己点検・自己評価の経緯

 平成14年3月の「専修学校設置基準」の改正に伴い、専修学校は教育活動等の状況について自己点検・自己評価を行い、その結果を公表するよう努力義務化された。富山市医師会看護専門学校(以下:本校)では、着手可能な教授・学習・評価の部分から実践に移してきた。
 平成15年には、「看護師等養成所の教育活動等に関する自己評価指針作成検討会の報告」が示され、自己点検・自己評価は、内部的品質保証の仕組みであり教育評価の一環として位置付けられた。この指針では、「各養成所の状況に応じて、実際に取り組めるカテゴリーや項目から始めることが望ましい」とされており、本校では平成18年度より「学生による授業評価・実習評価」について実施してきた。さらに看護学科の定員増員に伴う申請に際して、自己点検・自己評価規程を定めた。
 平成23年3月には「看護師等養成所の運営に関する指導要領」の改正に伴い、養成所は教育活動その他の養成所運営の状況について、自己点検・自己評価の結果を公表することとされた。そこで、本校の教育活動全般に関する自己点検・自己評価の実施に向けて、その評価項目について自己評価委員会を中心に検討してきた。改めて本校が実施してきた教育や運営状況を振り返り、質の向上を求めていくことが必要であると考え、平成27年度に学校教職員による自己点検・自己評価を実施し、その結果をとりまとめた。

2.自己点検・自己評価の方法

 「看護師等養成所の教育活動等に関する自己評価指針作成検討会」報告書の評価内容一覧を基本に、本校独自の点検評価項目を決定した。
点検評価項目の概要を表1に示す。この点検評価項目について、本校全教職員により、調査票による評価を行なった。 点検項目の評価基準は「当てはまる(3点)」「やや当てはまる(2点)」「当てはまらない(1点)」と した。 領域毎、大項目毎、小項目毎の平均点を求めた。
全教職員の領域別評価結果は表2図1 のとおりであった。 大項目別評価結果は図2のとおりであった。

表1 富山市医師会看護専門学校教育活動に関する自己点検評価項目の概要
領域大項目小項目数
Ⅰ 教育理念・教育目的、教育目標
Ⅱ 教育課程・教育活動科目・単元構成
単位履修・認定
教授・学習評価
学習への動機付けと支援
学生の看護実践体験への保障
Ⅲ 学校経営・管理運営学校運営
組織体制
財政基盤
施設設備の整備
学生生活への支援
広報
Ⅳ 教員の育成教員の教育・研究活動の充実
Ⅴ 入学・卒業対策入学
卒業・進学・就職
Ⅵ 地域貢献・国際交流地域貢献
国際交流
 計 75
表2 領域別平均点
領域 平 均 点 
Ⅰ.教育理念・教育目的、教育目標 2.6
Ⅱ.教育課程・教育活動2.4
Ⅲ.学校経営・管理運営2.3
Ⅳ.教員の育成2.3
Ⅴ.入学・卒業対策2.0
Ⅵ.地域貢献・国際交流2.0

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図1 領域別平均
図1領域別平均グラフ
図2 大項目別平均
図2大項目別平均グラフ

3.まとめ

 教育理念・教育目的、教育目標の項目は全体的に高かった。しかし、教育課程・教育活動の項目においては、評価点が下がる傾向となった。 今後は、教育理念・教育目的、教育目標を達成するための科目・単元の構成につながるよう一貫性をもった教育内容にしていかねばならない。 学校経営・管理運営では、個人情報保護、危機管理、安全確保の項目が高いことからプライバシーポリシーを遵守し、高い危機管理意識・体制であることがいえる。一方で入学・卒業対策や地域貢献・国際交流の項目が全体的に低い結果であった。 卒業生の活動状況の整理・分析・活用、学生の意見の反映、国際的視野に関する内容に関しては今後の課題である。

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